4月15日に立山黒部アルペンルートの開通とともに、春のバックカントリーシーズンが到来。
アルペンルートのオープンにより室堂からの「立山バックカントリー」、長野県側の窓口駅である扇沢駅から「針ノ木岳バックカントリー」へのアプローチが可能になります。
今回は、長野県側:扇沢駅から立山BCへ行ってきた様子をご紹介します。
扇沢駅:長野県大町市
扇沢駅には有料・無料の駐車場がありますが、ゴールデンウイークや週末には満車になる日も多いので早めの到着がオススメです。
扇沢駅から立山室堂まではバスやロープウェイなどを乗り継いで移動します。
所要時間は約1時間半、料金は往復12,300円。
電気バス:16分⇒黒部ダム
黒部ダムからは徒歩移動600m、階段もありスキーブーツでの移動はけっこうハードです。
ケーブルカー:5分⇒黒部平
ロープウェイ:7分⇒大観峰
トロリーバス:10分⇒立山室堂
何度も乗り降りしながら立山室堂へ到着。
ビーコンチェック、スノーシューを履いてハイクアップスタート。
最初のポイント、一の越方面へ向けて移動します。
バックカントリーのルート確認はこちらのガイドブックがオススメ!
早朝は雪が硬く、日が高くなってくると雪が柔らかくなり、数時間でコンデションが激変。
スノーシューが沈み込み体力が奪われます。
浄土山
御山谷方面
2時間程ハイクして最初のドロップポイントへようやく到着。
一の越山荘から御山谷へ滑り、登り返します。
東一の越からタンボ平へ抜け、黒部平駅まで滑り降りる予定でしたが、この日は雪崩の危険性が高いとの報告がありルートを変更。
ロープウェイから見る東一の越からタンボ平方面、ここを滑り降りる予定でした。
2本目は山崎カールから野営キャンプ場へルートをとります。
日の当たらないエリアでは雪が硬いアイスバーン、慎重にトラバースします。
標高を下げずに横移動し、山崎カールから一気にキャンプ場まで滑り降ります。
滑りやすいザラメ、ストップスノーにもならずにスピードを保ったまま長い距離を滑る事ができ、長いハイクアップも報われる瞬間。
コンデションが良く、最高の1本を堪能できました。
野営キャンプ場からは再び登り返し、1時間程かけて室堂へ戻ります。
立山バックカントリー、滑るルートが豊富、絶景の中で長い距離を滑る事ができる一方、ハイクアップの長さ、室堂までの時間や料金も負担が大きく、気軽に行けるBCではありません・・・
それでも、春が来ると行きたくなってしまう立山バックカントリー。
事前ルートの確認は重要、「山スキーガイド212」でしっかり予習しておきましょう!
にほんブログ村