【長野県へ地方移住】40代独身男性が脱サラして田舎暮らしを選んだリアルな理由と5年間の準備とは?

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移住
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「会社を辞めて、田舎で暮らしたい」

そんな想いを胸に、5年間かけて準備をし、実際に長野県大町市へ移住した40代・独身男性のリアルな体験談をご紹介します。

この記事では、製薬会社の営業職(MR)を辞め、個人事業主として新たな人生を歩み始めた私が「なぜ移住を決意したのか?」「どうやって準備したのか?」を赤裸々に綴っています。

同じように【地方移住】を検討している方の参考になれば幸いです。

なぜ地方移住を考えたのか?―ストレスだらけの働き方と気づき

移住を考え始めたのは30代前半。
毎日朝から晩まで働きづめ。早朝から営業所へ向かい、夜は講演会対応。休日出勤も珍しくありませんでした。

製薬会社のMRは収入は高いものの、心は常にすり減っている状態。
「このまま50歳、60歳になった時、自分はどうなっているんだろう…?」
そんな漠然とした不安が、私の中にくすぶっていました。

唯一の楽しみは、週末のスノーボードと一人旅。
特に長野県白馬村の壮大な北アルプスの風景が心の支えでした。
「いつか、こんな場所で暮らせたら…」
それは、現実逃避ではなく、私にとって「生きる希望」のようなものでした。


「好きな場所で生きる」ための決意―脱サラと移住を選んだ理由

「このまま同じ毎日を続けていいのか?」

仕事へのやりがいも感じられず、気持ちの浮き沈みも大きくなっていた30代半ば。
思い切って、会社員という生き方を見直す決断をしました。

「会社に勤めるのではなく、自分の手で稼ぎたい」
「好きな土地で、心からやりたいことを仕事にしたい」
そんな想いが、次第に移住という形で具体化していきました。


人生の転機は「外車を買った日」だった

実は、移住を決断する大きなきっかけは「車の買い替え」でした。

5年ローンで700万円の外車を購入。
「ローンが終わる5年後の40歳で仕事を辞めよう」
自分にルールを課すことで、逆に“逃げ道をなくした”のです。

この時、人生の「ゴール」と「タイムリミット」が明確になったことで、
それまで感じていた漠然とした不安が、一気にエネルギーへと変わりました。


地方移住に向けて5年間でやったこと

1. 家計簿をつけて「見える化」

まず始めたのが、支出の見直し。
何となく貯金していたお金を、計画的に管理するようになり、生活もシンプルに。

2. 情報収集を徹底

「白馬村の住宅事情」「家賃相場」「起業できる仕事」「病院・買い物事情」など、細かく調べました。

調べていく中で、白馬村ではなく「隣の大町市」への移住が現実的だと判断。
・雪が少なく除雪が楽
・医療やインフラが整備されている
・松本や安曇野にもアクセス良好
理想と現実をすり合わせた結果、大町市を移住先として選びました。

3. メルカリ・ヤフオクで断捨離&資金作り

趣味で集めたCDやスノボ道具を整理。
メルカリやヤフオクで売却したお金は、引越し費用や移住資金に。

特にスノーボード用品はヤフオクで高値がついたので、手放すなら絶好のチャンスです。

4. 退職に向けた根回しも丁寧に

退職半年前には、上司に意思を伝えました。
「5年前から準備していた」ことを話すと、スムーズに理解を得られ、円満退社が実現しました。


実際に移住してどうだったのか?―大町市での暮らしと心境の変化

2018年12月、40歳の年に長野県大町市へ移住。

仕事に追われていた日々が嘘のように、今では「やりたいことだけをして生きている」と感じられる毎日です。

起業後の生活や収入面など、詳しいことはまた別の記事でお伝えしますが、ひとつ言えることがあります。

「移住の成否は、ビジョンの明確さで決まる」

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「なぜ移住するのか?」「どこに?」「どんな暮らしをしたいのか?」
この問いに答えられるかどうかで、準備や移住後の生活が大きく変わります。


地方移住を検討している方へ―失敗しないためのポイント

  • ゴール(目的)と期間を明確にする
  • 理想だけでなく現実(医療、雪、仕事)も見る
  • 収支やライフスタイルを見える化
  • 移住前に「売れるモノは売る」
  • 退職は根回しを丁寧に

最後に|脱サラして移住したら、人生が少し楽になった

30代前半、心が折れかけていた自分に「大丈夫、人生は変えられる」と伝えたい。
あの時の決断があったからこそ、今こうして自然の中で心穏やかに暮らせています。

田舎暮らしには不便もあります。楽しいことばかりではありません。
でも「やりたいこと」を軸に生きていける今は、本当に幸せです。

地方移住を考えている方の背中を少しでも押せたなら嬉しいです。

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