40代独身男の大町市移住体験記:安定の製薬会社MRを辞めてまで移住した理由、経緯について

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移住
北アルプス 五竜岳
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サラリーマンを辞め、長野県へ移住して5年。40代・独身男が移住を考え始めた理由と経緯についてご紹介します。

同じような環境で地方への移住を検討されている方の参考になるよう、経緯については詳しく記載したので長くなりますので、 興味のある方のみご覧ください。

移住体験記②はこちら ↓

なぜ移住を考え始めたのか?

移住する前は製薬会社のMRをしており、栃木県宇都宮市に住んでいました。

製薬会社のMRは病院やクリニックを訪問し、医師や薬剤師に情報提供する事が主な業務となります。

担当エリアが広かったこともあり、6時前には家を出て卸へ行き、夜はクリニックの診療が終わるまで待機と拘束時間が長い上、週末は講演会などストレスを抱えて生活していました。

製薬会社は給与水準が高く収入面の不満はありませんが、仕事漬けの毎日で金を使う暇もなく、何のために仕事をしているのか?

仕事にやりがいが見いだせなかった事もあり、このまま歳を重ねて50、60になった時の自分を想像すると、何の為に辛い思いをして仕事をしているのか?働く意味が見つかりませんでした。

そんな事を考え出したのが30代前半、自問自答しながら数年が経過。

仕事以外での唯一の楽しみが、スノーボードと一人旅だったのですが、週末と大型連休しか行く事が出来ず、それもストレスでした。

そんな状況でも冬になれば、毎週末スキー場に足を運びました。

週末は近場の福島県、正月休みや連休中は長野県の白馬村へ行きました。

白馬村は規模の大きなスキー場がいくつもある他、北アルプスの絶景が見れるので昔から好きなエリアでした。

その頃から、「いつかこんな所に住んでみたい」と漠然と考えるようになりました。

「仕事を辞め好きな事をしよう」退職と移住を決断

ダラダラと不満とストレスを抱えながら日々仕事をこなしていましたが、相変わらずつまらない毎日。

何の為に仕事をしているのかと考え始めて5年が経過しても、未だに意味を見出だす事ができませんでした。

仕事を辞めようか?とも何度も考えましたが、他の業界に転職した所でまた同じ事になると予想ができました。

それなら仕事を辞めて、環境を全て変えてみてはどうか?

会社に「勤める」のではなく「起業する」

昔から好きだった「白馬村」へ移住して、毎日スノボする。

それならば働く意味、やりがいがみつかるのではないか?

「会社を辞めて起業し、白馬へ移住したい」と明確なビジョンが想像できるように変化しました。

すると気持ちの面でも変化が。

「仕事はいずれ辞める」んだからと何かがふっきれ、営業成績も失敗も気にならなくなりストレスを感じなくなりました。

空いた時間は本屋へ行き、どうすれば起業できるか?どんな仕事を始めようか?と気持ちが前向きに変化し、数年後の自分を考えるのが楽しくなりました。

そんな中、車を買い替えるタイミングでふと、「5年後の40歳で仕事を辞めて白馬へ移住しよう」と思いつきました。

辞めるタイミングは日々考えていたのですが、なぜか「このタイミングだ」直感で感じ決断。

決断を後押しする事となったのが車を購入する事でした。

車を購入するにはローンを組みますが、その支払いを終えるタイミングを5年後の40歳に設定し、ローンを完済したら仕事を辞めてもいいと自分にルールを課しました。

逆にこの5年間は仕事を辞められないように、あえて高い車を購入し自分を縛ろうと考え、買う予定もなかった700万の外車を購入し5年後に支払いが終わるようにローンを組みました。

人生で一番の決断のきっかけは単に「車の買い替え」

こんな事で人生が変わっていくのかとも思いましたが、人生の岐路、選択肢は日常の中にまぎれているんだと実感しました。

置かれている状況は何も変わっていないのですが、明確な「GOAL」と期間が決まった事で、意識と気持ちが180度変わりました。

移住決断後の準備

家計簿をつけ支出の「見える化」

5年後に会社を辞めて白馬へ移住すると決断した当時は35歳。

移住までの準備は5年後を逆算して行う必要があります。

まずは、貯金・無駄な出費を抑えることから始めました。

今までは勝手に貯まっていた給料=貯金という認識でしたが、5年後を見据えて家計簿をつけるように習慣化しました。

家計簿をつけ支出額を見える化する事で、無駄な出費を減らしていく事ができました。

移住先の情報収集に手を抜かない

空いた時間は、情報収集に充てました。

  • 白馬村の住宅環境は?
  • 家賃相場は?
  • 起業の種類は?
  • 仕事はあるのか?
  • 白馬村以外の移住先候補はないか?

白馬以外での移住先を調べていく中で、隣の大町市が候補に挙がってきました。

憧れの白馬村へ移住したいとは思っていたのですが、降雪量が少ない、除雪が楽、病院などのインフラが整備されている、松本や安曇野へのアクセスがいい等、総合的に検討した結果、大町市への移住に変更する事になりました。

本格的に移住をするとなると、理想だけでは生活できません。

情報を精査していく事で、結果としていい選択ができました。

事前の情報収集は重要ですので、時間を割いてしっかりと行う必要があります。

メルカリ・ヤフオクを始める

移住するにあたり、大量にある趣味で集めたCDやマンガ、スノーボードの道具等を処分しようとこの時メルカリとヤフオクを始めました。

今まではブックオフに行き、ゴミみたいな査定金額で売っていたCDやゲームが、メルカリやヤフオクで売ると適正な金額となり、引越し代に充てる事ができました。

特にスノーボードの板やウェアなどはヤフオクのオークションに出品すると、高く売れたのでオススメです。

退社に向けて

会社、同僚への報告・根回しも重要です。

退職半年前、上司面談時に年末に退職したい旨を伝えました。

幸い引き留めてもいただけましたが、5年前から準備していることを説明すると、納得していただけ、円満に退社することができました。

白馬村→大町市に移住

情報を集めて精査した結果、希望の白馬村ではなく、隣の大町市へ移住しました。

35歳の時に「5年後に移住して起業する」と決めて、40歳・2018年12月末大町市へ移住する事ができました。

「漠然とした日々」から、「明確なビジョンを想定」し、決めた後は「GOALに向かって逆算して行動」を続けていく。

移住するにあたり、明確なビジョンを想定できるかどうか?

明確であればあるほど、移住前の準備、移住後の生活どちらもズレが少なく生活していけるのではないかと感じております。

その後、数年経ち起業といっても個人事業主ですが、自分で事業を始める事もできました。

それについては、また別の機会でご紹介していきたいと思います。

なぜ仕事をするのか?その意味も見いだせなかった30代前半から闇の人生を過ごしてきましたが、今はやりたい事だけをして生きていられるので、移住して本当に良かったと思います。

移住を検討されている方の参考になれば幸いです。

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