雪の大谷や黒部ダムなど、見所豊富な観光地にアクセスできる「立山黒部アルペンルート」は2024年4月15日(月)から運行開始となります。
それぞれの窓口となる駅は、富山県側からは立山駅、長野県側からは扇沢駅。
北アルプスを貫くルートは総延長37km、最大高低差は1975m、バス、ケーブルカー、ロープウェイなどに乗って移動します。
雪の大谷、黒部ダムの観光放水、室堂でのトレッキング、弥陀ヶ原高原の紅葉と様々な楽しみ方ができる立山黒部アルペンルートですが、4月~5月中旬までは立山バックカントリーもオススメです。
黒部ダム 観光放水
黒部湖
11月に入ると立山では雪が降り出し、秋立と呼ばれるシーズン前のバックカントリーをすることができますが、降雪量はそれ程多くなく岩の露出も多い状態です。
4月中旬~5月上旬では雪が降る事も多く、パウダーを求めて立山へバックカントリーに行く人が大勢います。
山スキールート212
私も何度かバックカントリーへ行きましたが、さえぎる物が無い空、北アルプスの絶景の中での長時間のハイクアップも楽しめる程、歩いているだけでも清々しい気持ちになれました。
立山バックカントリー
標高3,000m級の天然の山、この時期は特に雪崩のリスクが大きいので、必ずビーコンなどフル装備して臨む必要があります。
バックカントリーをするには「室堂」まで移動しますが、玄関口からの大人・往復料金がこちら。
長野県側:扇沢駅-室堂 ¥12,300
富山県側:立山駅-室堂 ¥7,380
数年前までは、扇沢駅-室堂の往復料金は1万円以下で行く事ができましたが、現在では12,300円・・・
扇沢駅から上がるより立山駅から上がる方が安いので、富山まで下道で移動して利用する知人もいます。
扇沢駅から立山駅、逆ルートも同様ですが、通り抜ける場合の往復料金は、大人19,680円、小人9,840円となります。
マイカーで行く場合、この時期は扇沢駅の駐車場はすぐに満車となってしまうので注意が必要です。
利用者が多い為、電車やバスに乗るにも大変時間がかかるので時間の調節も必要になります。
立山・室堂へのオススメの季節は春と秋、雪と紅葉が特に見所だと思います。
雪の大谷は迫力がありますし、秋の紅葉はもちろん、紅葉と雪を同時に見る事ができるのも室堂の魅力です。
2023年10月末 立山・室堂
富山・日本海方面に向けて拡がる雲海と沸き立つ雲
雄山
ミクリガ池
紅葉は立山駅からバスに乗って見る事ができますし、扇沢駅からはロープウェイから見る大観峰から黒部平あたりの紅葉も綺麗に見えました。
室堂周辺で散策していると「雷鳥」を見る事ができますし、雪が積もった山は一段と魅力が増します。
景色を眺めているだけでも楽しめる「立山黒部アルペンルート」、この機会に訪れてみてはいかがでしょうか。