写真やイラスト等、他の人が作った素材を利用する事ができるストックフォトサービス。自分で撮った写真・イラスト・動画を販売する事もでき、副業の一つとして始める方も多いと思います。
現在ストックフォト5社に登録し、素材の販売をおこなっております。
風景写真のみの素人カメラマンが撮った写真が本当に売れるのか?
2024年1月~9月までの実際の売上をご紹介したいと思います。
ストックフォトとは?
ストックフォトは、写真家やイラストレーターが撮影・制作した画像を、誰でも購入・使用できるようにした写真素材のことです。ウェブサイト、ブログ、広告、プレゼンテーションなど、あらゆる用途に利用可能で、個人から企業まで幅広く利用されています。
ストックフォトの最大の魅力は、簡単に高品質な画像を入手できること。著作権問題を回避しながら、多様なテーマやスタイルの画像を手軽に利用できるのがポイントです。
主な提供サイトには、Shutterstock、Adobe Stock、Getty Imagesなどがあり、それぞれ数百万点以上の画像を取り扱っています。画像の購入方法は、サブスクリプションや単品購入があり、予算やニーズに応じて選べます。
また、無料のストックフォトサイトもあり、写真ACなどが人気です。
ストックフォト副業のメリットとは?クリエイターが得られる5つの利点
ストックフォトを副業として取り組む場合、写真を撮るのが好きな人や趣味を副収入に変えたい人にとって魅力的な選択肢となります。
ストックフォト副業の主なメリットを5つ紹介します。
- 自由な働き方が可能
ストックフォト副業の最大のメリットは、時間や場所に縛られず、自分のペースで働けることです。好きな時間に撮影し、編集してアップロードするだけで、収益が得られます。フルタイムの仕事や家事・育児と並行して無理なく続けられる点が魅力です。 - 初期投資が少ない
スマートフォンやデジタルカメラ、そして編集ソフトさえあれば、誰でもすぐに始められます。プロの機材を用意する必要はなく、特別なスキルがなくても、自分の視点や個性を生かして撮影した写真が売れる可能性があります。 - 不労所得のチャンス
ストックフォトは一度アップロードした写真が継続的に収益を生むため、不労所得として利益が期待できます。売れる写真が増えれば増えるほど、収入も右肩上がりに。ストックフォトは自動販売のシステムなので、睡眠中でも収益が得ることができます。 - スキルアップの機会
ストックフォトを続けることで、撮影技術や画像編集のスキルが自然と向上します。また、どのような写真が需要があるかをリサーチする過程で、マーケティングの知識も身につくため、本業や他の副業にも活かせるノウハウが手に入ります。 - 作品を多くの人に見てもらえる
ストックフォトプラットフォームに写真を公開することで、自分の作品を世界中の人々に見てもらう機会が得られます。商業利用されることで、自分の写真が広告やウェブサイト、雑誌などに掲載される喜びを味わえるのもストックフォトの魅力の一つです。
ストックフォト売上 期間:2024年1月~9月
写真AC
写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK (photo-ac.com)
写真ACはスマホで撮った写真でも登録・販売が可能で、ストックフォトを始めるのに敷居の低いサイトだと思います。
素材を利用する場合は無料でダウンロードできるので、販売以外でも使い勝手のいいサイトです。
1ダウンロードにつき3.25円が報酬となります。
写真登録数:3,311枚
ランキング:167,404/1,567
報酬額:8,709円
平均単価:3.25円
2024年1月~9月 累計売上額 8,709円
ダウンロードの単価が3円台と低いですが、日に何度もダウンロードされるのでストックフォトで売上を身近に感じる事ができるサイトです。
写真ACで素材を販売する場合、素材の著作権は譲渡しなければならないので注意が必要です。
写真ACについては、こちらで紹介しています。
PIXTA
写真素材・ストックフォト | 日本最大級の画像素材サイト – PIXTA
PIXTAは日本で一番大きなストックフォトサイトです。求められる素材のクオリティーが高めなので、登録ではねられる事は少ないですが販売・ダウンロードは苦戦している状況です。
ピクスタでは写真の他に、イラストと動画も登録しています。
イラストはミッドジャーニー(生成AI)を利用して作成しました。
2023年冬、朝はスノーボードに行き午後からイラストを作るという生活を送り、1,400枚ほど作成しました。
今では写真よりイラストの方が販売・ダウンロードされるようになり、今年の冬もイラスト作成をして枚数を増やそうか検討中です。
動画はGoPro12でスノーボードをしている時の動画を編集して登録していますが、未だ販売実績はゼロのまま・・・
編集ソフトはFilmoreを使用しています。
写真登録数:3,438
イラスト登録数:1,433
動画登録数:47
報酬額:7,914円
総ダウンロード数:89(写真販売含む)
平均単価:89円
2024年1月~9月 累計売上額 7,914円
写真は長野県白馬村の北アルプスや青木湖をメインに撮影し、編集して登録しています。
現在はイラストの方が売上が多くなってはしまいましたが、写真の登録枚数が増えるに比例して徐々にダウンロード数も増加しているので、1万枚を目標に増やしていきたいと考えています。
Adobe Stock
アドビストックは海外のストックフォトサイトで、日本人以外の人にも素材を販売する事ができます。
写真の登録に関しては、ピクスタよりも厳しめ?ピクスタでは登録されてもアドビではねられるといったケースが多々あります。
対象を少しずらして撮った物、同じようなアングルは登録されない事が多く、著作権についても厳しめな印象を受けます。
昨年までは年に数枚ダウンロードされる程度だったのですが、こちらも写真の登録枚数が1,000枚を超えたぐらいから毎月ダウンロードされる様になり、ここ最近徐々に増えてきています。
ダウンロードされるのは、北アルプスの雪山の写真、白馬村のスキー場のゲレンデ風景が多く、外国人からダウンロードされている?気がします。
写真登録数:1,457
イラスト登録数:7
動画登録数:34
報酬額:5,241円 ※1ドル150円換算
総ダウンロード数:28
平均単価:187円
2024年1月~9月 累計売上額 5,241円
shutter stock
シャッターストックも海外のストックフォトサイトです。2024年3月から利用を始め、半年が経過しました。
上記のサイトと同様、北アルプスの雪山の写真、白馬村のスキー場のゲレンデ風景をメインに登録していますが、個人的には一番売上が伸びてきているストックフォトです。
シャッターストックでは、ダウンロードされた場所が世界地図に表示されるのですが、東南アジア、オーストラリア、ヨーロッパが多く、逆に日本が少ない状況から、国外での利用者が多い事がわかります。
写真登録に関しては、PIXTA>アドビストック>シャッターストックという感じ?類似の写真はほとんど重複しているとしてはねられますし、有名な建物などは著作権や商標名が表示されているとして却下される事が多いです。
却下された理由がわかるので次回登録時の参考にはなりますが、正直なぜ却下されたのか?これは登録されたのかの明確な違いはよく解りません。
はねられることが多い為、登録枚数が伸びていかないなというのが印象として残ります。
また、登録する際にキーワード・説明・場所など英語での登録が必要となる為、毎回グーグル翻訳で英語に変換する必要があり、登録数が増えない(手間がかかる)理由の一つでもあります。
写真登録数:917
報酬額:2,783円 ※1ドル150円換算
総ダウンロード数:114
平均単価:24円
2024年1月~9月 累計売上額 2,783円
2024年3月から利用を始めて7カ月が経過、写真の登録数が増えるにつれ売上も増加、直近では一番売上が大きくなりました。
imagemart
イメージマートは日本のストックフォトサイトです。
2024年3月から利用を始めましたが、全く結果が出ていない状況です。
登録に関しては、PIXTA>イメージマート>アドビストック>シャッターストックといった印象で登録自体はされるのですが、全く売れないという・・・
生成AIで作成したイラストはほとんどが却下されました。写真・イラストともに却下された理由については全く知る事はできません。
写真登録数:1,397
報酬額:50円
総ダウンロード数:1
平均単価:50円
売上一覧表
5社に登録し、9月までの年間売り上げが24,700円、月/2,700円の報酬となっています。
写真ACは現在ほとんど新規登録しておらず、放置状態。その影響か毎月売上が減少しています。
ピクスタは写真はダウンロードされませんが、代わりにイラストのダウンロード数が増加しています。
アドビストック・シャッターストックは登録枚数の増加につれダウンロード数が増えてきています。
イメージマートは全く結果がでない為、登録枚数2,000枚時点で撤退するかどうか見極めたいと考えています。
使用カメラ:オリンパス OM-D E-M10 MarkIII
使用カメラはオリンパス「OM-D E-M10 MarkIII」
ダブルセットのレンズのみを使用して撮影しています。コンパクトで持ち運びにも便利なので、バンコク旅行時にも持っていきました。
カメラとレンズをプチプチでくるみ、カメラケースに収め、スーツケースに入れてゴロゴロ引いて歩いても故障も無かったので、次回以降も持ち運ぶ予定です。
編集ソフト:Lightroom
編集ソフトはアドビのライトルームを使用しています。月額:1,180円かかりますが、画像データをクラウドに登録できるので、PCが重くならず使い勝手がいいと感じています。
難しい編集(物を消したり、追加したり等)はせず、画像の色味を変えたり、透明度を変えたりする程度なので、今の所ライトルームで十分です。
ストックフォト・サイト毎の売上をご紹介しました。
それぞれストックフォトのサイト毎に特徴があるので、なるべくたくさんのサイトに登録し露出を増やしていきたいと考えています。
始めにピクスタに登録し、キーワードをコピペしてイメージマートに貼り付ける。その次にグーグル翻訳で翻訳したキーワードを、シャッターストックに貼り付ける。という順番で登録すると比較的簡単に登録することができるのでオススメです。
まだまだ収益化とまではいきませんが、自分の写真で新たな収入源を築いてみてはいかがでしょうか。
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