
日本スキー場開発・各スキー場の1月末までの累計入込数を比較。トップは対前年33,000人・160%UPとなった白馬岩岳スノーフィールド、次いで32,000人・120%UPの八方尾根スキー場。



2025年1月末までの累計入込数の比較
白馬岩岳スノーフィールド
累計入込:91,000人
対前年増減:33,000人
対前年増減率:160%
対前年160%・33,000人増加、ハクババレーの中でも八方、栂池を抑えて増加数トップ。今シーズンもホームゲレンデとして30日以上滑っていますが、肌感覚で人の多さを感じていましたが、数字を見て納得。
特に今シーズンはインバウンドが増えた印象、悪天候でもインバウンド・ノンスキーヤーを毎日見かけます。マウンテンハーバー、ブランコはもちろんの事、山頂にあるホワイトパークやカフェメニューの充実など、観光客を飽きさせない取り組みは流石だと感じます。
昨シーズン1月末の入込数は累計で57,000人ですが、今シーズン既に33,000人が増加しており、当然ゲレンデ・リフトは混み合っています。
今までなら週末以外は並ばずに乗れたView2リフト、パウダーが積もった日は平日でもリフト待ちが発生。ゴンドラには折り返しの長い行列が。
今季から新しくなったゴンドラは輸送量がUP、行列の長さの割には待ち時間は少ないのですが、経費削減の一環?一部コースとリフトが稼働しておらず、ただでさえ少ないコースとリフトが混み合っています。
また、岩岳は公式HPでの情報量が少なく更新も遅いと感じていますが、今シーズンは特に酷い印象。
コースマップの更新ができておらず、実際はコースがオープンしているのにクローズ表記のまま。大雪や強風でリフト・ゴンドラが運休・遅れる可能性があっても直前までアナウンスが無いなど、利用者にとって不親切な対応が多い印象です。
ゲレンデ状況については、圧雪レベルが低いのか踏む回数が少ないのか?わかりませんが、継ぎ目が大きく硬く冷えた日は凹凸が大きいのでスノーボードではかなり滑りにくいと感じています。
例年リフト乗り場・降り場への雪入れが疎かで、凍結した場所で転んでいる初心者をよく見かけました。今シーズンはリフトスタッフが積極的に雪入れをしている場面をよく目にし、凍結箇所も少ないと感じています。
駐車場の出入口付近は雪の壁が高くなっており、出る際に対向車が見えにくい状況。その場にいる誘導スタッフは入る車は案内しても出る車には何の対応もしません。
対向車が来ている時ぐらいは、対応してくれてもいいのではないかと感じます。
岩岳を利用して感じるのは、インバウンド・ノンスキーヤーの取り込みに力を入れすぎて、メインのスキー場運営が疎かになっている印象が強いです。

白馬八方尾根スキー場
累計入込:198,000人
対前年増減:32,000人
対前年増減率:120%
白馬つがいけマウンテンリゾート
累計入込:171,000人
対前年増減:9,000人
対前年増減率:106%
栂池で滑っている知人の話でもインバウンドが多いと聞いていましたが、対前年106%で伸びていない印象。
インバウンドの取りこぼしか、日本人が来なくなったのか?有料駐車場がいつも渋滞しているとの声も聞こえてきますが、八方・岩岳の増加率と比べても隣に位置する栂池の低さが目立ちます。
鹿島槍スキー場
累計入込:32,000人
対前年増減:11,000人
対前年増減率:160%
キッズゲレンデに大幅に舵を切り、地元住民に評判の悪い鹿島槍ですが、対前年では160%の伸びとなっています。
昨シーズン、12月:3,000人、1月:16,000人と元の数が少なすぎるので、比較するのは難しいですが、地元TVなどでもよく見かけます水、メディア露出の増加が入込増に繋がっているのかもしれません。
竜王スキーパーク
累計入込:81,000人
対前年増減:-3,000人
対前年増減率:95%
竜王スキーパークの変なCMをたまに流れてきますが、CMを打つ割には前年割れ・・・
菅平高原スノーリゾート
累計入込:124,000人
対前年増減:15,000人
対前年増減率:115%
川場スキー場
累計入込:62,000人
対前年増減:1,000人
対前年増減率:102%
めいほうスキー場
累計入込:93,000人
対前年増減:11,000人
対前年増減率:113%
ハクババレーは大幅なインバウンドの増加によりどこも入込が増えている中、栂池は伸び悩んでいる状況。白馬村以外では、対前年で1割程のUP率といった所でしょうか。
やはりインバウンドが来る・来ない、ノンスキーヤーの取込に成功しているスキー場との明暗が分かれる様な気がします。


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